がんと闘う、がん治療を行う 福岡県北九州市-ひわきクリニック

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ANKのがん治療をもっと詳しく

ANKがん免疫療法とは

体内のNK細胞を、体外循環で採取して、それを特殊技術で培養し、活性を最大にしたままNK細胞だけを増殖させ点滴で戻す療法です。

NK細胞の画像

人間のからだには、がん細胞を見つけて攻撃する、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があります。NK細胞を体外で最大限に活性化、増殖させ、再び体内に戻し、がん細胞を殺傷するのが、ANKがん免疫療法です。

ANKがん免疫療法は、
どんながん細胞でも攻撃し、正常細胞は傷つけない
がんを攻撃し、更に体内の免疫細胞に向け免疫刺激物質を放出する

当院で行っているANKがん免疫療法は、健常人のNK細胞であれば、1000倍以上に増殖可能で、活性も格段に強いため、実際の治療においては、一回当りに点滴で戻す細胞数を制限し12回に分割して行います。


ANKがん免疫療法、新たなるステージへ

がん免疫療法(ANK免疫療法によるがん治療)は分子標的薬との併用で新たなるステージへ進化してきています。

80年代以降欧米では、抗がん剤の新規開発は分子標的薬に集中しています。
従来型の抗がん剤は、がん細胞と正常細胞を区別せずに攻撃し、免疫系は大きなダメージを受けます。
分子標的薬は、がん細胞の増殖を抑えるだけで、破壊はせず、正常細胞への影響は軽微です。分子標的薬でADCC活性を作用メカニズムとするものは、 NK細胞のがん細胞殺傷を助けます。

しかし正常細胞は傷つけません。
NK細胞は、多数のがんセンサーを有し、正常細胞とがん細胞を正確に認識し殺傷します。

なお、キラーT細胞を標準的がん細胞と培養すると、がんを攻撃するCTLが増殖してきますが、がんセンサーが単一であり、攻撃力はNK細胞より格段に劣るだけでなく、がん細胞が変異を起こすともう確認出来なくなるのです。

がん治療の本命のNK細胞は、患者さんの体内ではがんの出すシグナルにより活性が下がっています。がん組織は、免疫を眠らせる強力な免疫抑制をかけるのです。この強力な免疫抑制を薬剤投与などで打破するには危険なレベルの免疫刺激が必要なことがわかっています。たとえば免疫刺激物質インターロイキン2を大量投与すれば腫瘍は消失しますが、副作用が強すぎて危険です。

そこで免疫抑制のない体外でNK細胞を培養し、直接体内に投与したら危険なレベルの大量のインターロイキン2等の刺激物質でNK細胞を活性化させ、それを体内に戻し、免疫抑制を打破してがん細胞を殺傷する必要があるのです。

それを成功させたのが米国国立衛生研究所NIHのグループでしたが激しい副作用を伴いまた大変なコストがかかる実用性がないものでした。その後、京都大学の研究者2名が複雑な培養技術を駆使することでクリニックへの通院でも治療可能な実用的な免疫細胞療法として実現したのがANK療法です。

現在、全国の提携医療施設でこのANKがん免疫療法が受けられるようになり、また分子標的薬とのANKがん免疫療法は、新たなるステージで進化しています。


ANK免疫療法に関する動画

がん治療の未来 - ANK免疫療法の可能性

ANK療法とは

ANK療法の実際

がんと診断されたら

リンパ球バンクANK免疫細胞療法

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